こんにちは。株式会社KABUWAKE代表の高井律明です。今日は、僕が上司として、スタッフを叱ったあとに「必ずやること」についてお話しさせてください。経営をしていると、部下に厳しいことを言わなければいけない場面が、当然出てきます。そのあとのフォローをどうするか——これが、信頼関係を作るうえで本当に大切だと、僕は思っています。
厳しくすることは、愛情だと思っている
まず前提として、僕は「部下に厳しく向き合うことが、その人のためになる」と本気で信じています。甘くするのは、一見優しいように見えて、じつはその人の成長を止めてしまう。愛情を持って厳しくすることこそが、上司としての役目だと考えています。
ただし、これには条件があります。厳しさが「感情のぶつけ合い」になった瞬間に、それはただの怒りです。相手のために言っているのか、自分のストレス発散になっていないか——叱るたびに、自分に問い直すようにしています。
叱ったあとに、必ずやる「3つのこと」
厳しいことを言ったあと、僕が必ずやることがあります。
- 時間をおかずに、普通に話しかける。叱ったあとにそのまま距離を置くと、相手は「嫌われたかもしれない」と不安になります。数分後に、業務と関係ない話でもいいから、普通に話しかける。「さっきの話とは別に、お前のことをちゃんと見てるよ」というメッセージを、言葉じゃなく態度で伝えるためです。
- 「なぜ言ったのか」を、必ず説明する。叱るだけで終わると、相手には「怒られた」という記憶しか残りません。「なんであのとき厳しいことを言ったか分かるか?」と、あとでちゃんと言語化して伝える。そうすることで、叱責が「学び」に変わります。
- 成長したら、必ず言葉で認める。フィードバックは、マイナスのときだけじゃない。指摘したことが改善されたとき、「変わったな、成長したな」と、きちんと口に出して伝える。これをサボると、部下は「どうせ怒られるだけ」と感じてしまいます。
「厳しい上司」と「怖い上司」は、まったく別物
よく混同されますが、この二つはまったく違います。怖い上司は、部下が「報告したくない」と感じさせる人。厳しい上司は、部下が「この人には正直に話せる」と感じさせる人。目指すのは、後者です。
厳しいことを言いながらも、その人のことを本気で考えていることが伝わると、不思議と部下からの信頼は増します。叱ったあとのフォローは、そのための時間です。
うちの店が「最後の砦」であるために
僕が店長やリーダーポジションのスタッフに伝えていることがあります。「ちゃんとしたことを教えてくれる最後の砦が、会社や」と。学校を卒業して社会に出たあと、正しいことを厳しく教えてくれる場所って、実はほとんどない。だからこそ、うちで働いている間に、本物の力をつけてほしい。うちを辞めても、次のステージで堂々と戦えるように。
それが上司の責任だと思っているから、僕は甘くしません。でも、叱ったあとのフォローも、絶対に手を抜きません。厳しさとフォローは、セットです。片方だけでは意味がない。
そういうお店に、ぜひ来てほしい
こういう想いを持って運営しているお店だからこそ、スタッフはお客様に対しても本気で向き合えます。叱られながら、フォローされながら、育ったスタッフたちが、今日もお客様をお迎えしています。
そういうお店の空気を、ぜひ一度感じに来てください。人が育つ場所には、不思議とあたたかさがあります。お待ちしています。
株式会社KABUWAKE
代表取締役 高井 律明