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採用でたった一つだけ見ていること|スキルより僕が大切にする基準

代表・メンバーブログ高井 律明

こんにちは。株式会社KABUWAKE代表の高井律明です。今日は、採用についての話をさせてください。「どんな人を採用しているんですか?」と聞かれることが、けっこうあります。経験者ですか?資格ですか?飲食経験は必要ですか?——でも、僕が採用で一番見ているのは、そのどれでもありません。

採用基準、正直に言います

結論から言うと、僕が採用でたった一つだけ見ているのは、「素直かどうか」です。それだけです。

スキルは、あとからいくらでも身につけられます。飲食の経験がなくても、教えれば動けるようになります。でも、素直さだけは、こっちが何をしても変えることができない。そこだけは、本人の中にあるものを見るしかない。だから、僕はそこを一番大事にしています。

「素直な人」って、どういう人なのか

素直、という言葉は少し曖昧なので、もう少し具体的に言います。僕が思う「素直な人」とは、こういう人です。

  • 教わったことをまず試してみる人
  • 「できない理由」より「どうすればできるか」を考える人
  • 自分が間違っていたとき、素直に認められる人
  • プライドより成長を選べる人

逆に、いくら経験があっても、いくら頭が良くても、「でも」「だって」が口癖になっていたり、自分のやり方を絶対に変えなかったりする人は、正直なところ採用を見送ることが多いです。能力が高ければ高いほど、素直さがないと周囲に悪影響が出てしまうから。

スキルより素直さ、と言い続けてきた理由

これは経験から来ています。僕は今まで、いわゆる「経験者」や「即戦力」を重視して採用したことがあります。でも結果として、長く活躍してくれたのは、ほぼ例外なく「素直な子」でした。

最初は動きが遅くて、ミスも多くて、「この子、うちに合ってるかな」と不安に思う場面もある。でも素直な子は、アドバイスをちゃんと聞いて、翌日には改善して来る。それを繰り返すうちに、気づけばお店のなかで欠かせない存在になっている。

一方で、経験豊富でテキパキと動けるのに、「前のお店では〇〇でした」「自分はこっちのやり方のほうがいいと思います」と、なかなか素直に染まれない人は、どうしてもチームに摩擦が生まれてしまいます。本人を責めるつもりはないけど、現実として、そういうケースを何度も見てきました。

素直さは、最速の成長戦略だと思っている

素直な人が伸びる理由は、シンプルです。素直な人は、周りからのフィードバックをすべて「燃料」にできるからです。

人から何かを言われたとき、防衛反応を起こさずに「そうか、じゃあやってみよう」と動ける。この小さな差が、半年、一年と積み重なると、とんでもない差になります。僕は本気でそう思っています。だから、スキルが未経験であっても、素直さのある人には迷わず声をかけます。

うちの会社のVISIONは、「飲食業を、働きたい職業の中心にする」こと。そのために、人を育てることに真剣に向き合っています。でも、どんなに教育に力を入れても、素直さのない人には何も届かない。だから採用の時点でそこを見る、というのは、会社の方向性とも完全につながっているんです。

面接で、素直さはどうやって見るのか

「そうは言っても、面接で素直かどうかなんて分かるの?」と思う人もいると思います。正直、完璧には分かりません。でも、いくつか気にしていることはあります。

たとえば、過去の失敗をどう話すか。自分の非を認めて話せる人は、素直さがある可能性が高い。逆に、失敗をすべて環境や他人のせいにする話し方をする人は、少し注意して見るようにしています。

あとは、面接中にちょっとした修正を入れたとき——たとえば「それはこういうことですか?」と問い直したとき——に、素直に「そうです、すみません」と受け取れるかどうか。細かいけど、そういうところに人間性は出ます。

採用は、会社の未来そのものだと思っている

採用を軽く見ている会社は、けっこう多いと感じています。でも僕は、採用は会社がする意思決定の中でも、トップクラスに重要なことだと思っています。

一緒に働く仲間が、お店の空気を作る。お店の空気が、お客様の体験を作る。だから、誰と一緒に働くか、という選択は、お客様への価値提供に直結しています。それくらい、採用は真剣にやらないといけない。

だからこそ、僕は「素直かどうか」という一点にこだわり続けます。スキルは教えられる。でも素直さは、その人の中にあるものだから。

もしKABUWAKEに興味を持ってくれている方がいるとしたら、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。経験がなくても大丈夫です。自信がなくても大丈夫です。ただ、素直に、真剣に、成長しようとする気持ちだけは持って来てください。それがあれば、必ず一緒に何かを作っていける、と僕は信じています。

株式会社KABUWAKE
代表取締役 高井 律明