KABUWAKE INC.

Blog

できない部下を見捨てず、でも庇いもしない|僕が「向き合う」と決めた理由

代表・メンバーブログ高井 律明
できない部下を見捨てず、でも庇いもしない|僕が「向き合う」と決めた理由

今日は、ちょっと重めのテーマを書こうと思います。上司として部下にどう向き合うか、という話です。経営をしていると、これが本当に難しい。でも、僕なりに答えが出てきているので、言葉にしておきたいと思いました。

「この人、向いていないんじゃないか」と感じたとき、どうするか

長く経営をしていると、どうしても「この子、このまま続けていけるんだろうか」と思う瞬間があります。仕事が遅い、ミスが多い、なかなか覚えられない——そういうスタッフと、向き合い続けるのは正直しんどいです。

そのとき、上司として取れる選択肢はだいたい三つあると思っています。一つ目は、見捨てること。「向いていない」と判断して、関わるのをやめる。二つ目は、庇うこと。ミスを大目に見て、周囲に「まあまあ」と取り繕う。そして三つ目が、向き合うこと

僕は三つ目しかないと思っています。その理由を、今日は書いておきたいんです。

見捨てることも、庇うことも、その人のためにならない

見捨てるのは論外として、庇うというのも実は残酷な行為だと思っています。その場はやり過ごせても、その人の成長を止めているんです。「まあ、仕方ないか」と見て見ぬふりをするのは、上司として優しいように見えて、ただの怠慢です。

僕がスタッフや店長に口を酸っぱくして言っていることがあります。

「会社は、ちゃんとしたことを教えてくれる最後の砦やと思って。だから上司や先輩には、部下や後輩に愛情を持って厳しくする責任がある。甘くすることが優しさじゃない。その人が次のステップに進んだとき、ちゃんと戦えるように育てることが、本当の優しさや。」

これは、僕自身への言い聞かせでもあります。

「愛のある厳しさ」とは、具体的にどういうことか

よく「愛のある厳しさ」という言葉を使いますが、これは感情的に怒ることでも、プレッシャーをかけ続けることでもありません。

できていないことを、きちんと伝える。なぜできていないのかを、一緒に考える。そして、できるようになるまで諦めない。ただそれだけです。シンプルですが、これを続けるのは体力がいります。だからこそ、多くの上司が途中で諦めてしまう。見捨てるか、庇うかに流れてしまう。

でも僕は、向き合うことがその人のためになると信じているから、続けます。ミスをしたスタッフに対して、「なんでできひんねん」と責めるのではなく、「次はどうすれば防げるか」を一緒に考える。そのスタンスを、会社全体で持っていたいんです。

向き合い続けた先に、見える景色がある

実際に、「この子は難しいな」と思っていたスタッフが、半年後、一年後に見違えるほど成長した場面を、何度も見てきました。人が変わっていく瞬間というのは、本当に嬉しい。あの喜びは、向き合い続けた人間にしか味わえないものだと思っています。

逆に、早々に「向いていない」と決めつけて関わるのをやめていたら、その喜びは永遠に来なかった。その人の可能性も、そこで終わっていた。そう考えると、やっぱり向き合うことしか選べません。

上司の役目は、その人の「次」を作ること

僕がこのブログを通して伝えたいのは、KABUWAKEという会社が「人に向き合うことを大切にしている」ということです。お客様はもちろん、一緒に働く仲間に対しても。

うちのお店に来てくださるお客様と、スタッフが楽しそうに、そして自信を持って働いている姿をお見せできること——それが、僕たちの一番の誇りだと思っています。ぜひ一度、食べに来てください。向き合うことで育ったスタッフたちが、お待ちしています。

株式会社KABUWAKE
代表取締役 髙井 律明